海外で働く客室乗務員には自己主張が必要不可欠!

海外で活躍できる仕事と聞いて、すぐにイメージできるのは客室乗務員ではないでしょうか。世界には多くの航空会社があり、活躍する日本人の客室乗務員も多くいます。そこで、海外で客室乗務員として働く際に知っておきたいことを紹介していきます。
航空会社の数
世界にある航空会社の数は約1500社です。その中で、旅客の運搬をするエアラインは730社ほどです。さらに、日本人を採用しているエアラインは100社ほどです。航空会社ごとに採用の条件が異なり、例えば「現地で就労可能な資格を持っている」「機内通訳のみ」「欠員が出たときのみ採用を行う」など、定期的に日本人の客室乗務員を採用しているところは限られています。
経験ありだと有利
日本の航空会社であれば、新卒で採用した後に客室乗務員の訓練や、社会人としてのマナーを教育しながら人材を育てていくという体制が整っています。しかし、海外の航空会社は客室乗務員として必要な業務の訓練は必要最低限の場合が多いです。個性を重要視しているため、そこまで多くの時間をかけた教育は行われません。そのため、教育が必要になる新卒での採用は、あまり多くはないでしょう。逆に、すでに客室乗務員としての経験がありマナーも身についている状態であれば、海外の航空会社には採用されやすいと言えます。
航空会社ごとに個性がある
日本とは異なる点として、海外の場合は航空会社ごとの個性があります。日本の場合、特に大手は制服のデザインにあまり差がありませんが、海外の場合は航空会社ごとに大きく異なることからもよくわかります。日本では基本的に落ち着いた色合いの制服が多いですが、海外では赤や青、緑など、明るい色であったり、民族衣装のようなものなど個性豊かです。そして、日本と比べて男性の客室乗務員が多いという特徴もあります。
働くにあたり必要な力
まず求められるのは円滑なコミュニケーションです。航空会社のある都市を中心にフライトすることになるので、その国や地域の環境に順応しなければなりませんし、別の国籍を持つクルーとも積極的なコミュニケーションがとれるようにならなければなりません。日本の場合、細かい気配りや相手への配慮を第一優先とする教育が行われますが、海外の場合は異なります。海外で求められるのは異なる環境への適応力と、自分の役割を理解したうえでの自主的な行動力です。自立して、自分の意見を相手にはっきり伝える能力が必要です。しかし、海外の航空会社で働く際には、日本人客の対応を優先して任されることになりますので、その際は日本人客が満足できるようなサービスを提供するように努める必要があります。
以下に、海外の航空会社に勤めるために必要なこと、求められる力などを掲載しているサイトを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。こちらの「CA Media」は、客室乗務員にとって役立つ情報を発信している総合情報サイトです。
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